職業運転者向けの各種研修プログラム・教材の作成

長年にわたり職業運転者の人材育成に携わったノウハウを活かし、独自の様々な研修プログラム教材を作成しております。
実践的で体験型のプログラムを研修に取り入れ、受講者や事業者の方々に好評を頂いております。

研修風景

トラック協会と連携した各種研修の実施

会員校の多くが全日本トラック協会指定の安全運転研修施設の指定(全ト協指定校)や各都道府県トラック協会の研修施設として指定を受け、全国のトラック事業者の皆さまが各種研修を受講されております。受講料は基本的にトラック協会の助成金が適用されます。

一般運転者研修

事業用自動車の運転者に対して行う研修で、特に貨物自動車の運転者に関しては貨物自動車運送事業輸送安全規則第10条により12の項目の指導を毎年実施することとなっています。
当協会の会員校の実施する研修はこの12項目を網羅しております。

初任運転者研修

運送事業者が新たに雇い入れた運転者に対して行う研修で、貨物自動車の場合、上記12項目を15時間以上、かつ添乗指導を20時間以上実施するように法律で定められています。
当協会の実施する研修を受講すると、受講時間に応じて12項目15時間の研修部分を全部または一部省略することができます。

省燃費運転研修

事業用自動車の燃料費は、人件費と並んで支出の大きなウエイトを占めています。当協会の研修では燃費向上の方法を実技と知識の両方から学んでいただき、燃料コストの削減に貢献いたします。
また省燃費運転を励行することは安全運転にもつながり、事故による保険料増加を削減できます。

添乗(同乗)指導者研修

運転者と同乗し、市街地走行などの運転行動を観察し、指導ができる添乗指導者育成のための研修です。
指導のポイントやアドバイスの方法など指導者として必要な知識を学んでいただきます。

旅客事業・送迎事業を行う企業と連携した各種研修の実施

大型バス・中型バス・マイクロバスを使用し、その特性などの研修をおこないます。
市営バスはじめ貸切・路線・コミュニティーバスなどの車両を使用する事業所、また最近では学習塾や幼稚園など送迎車を所有する企業からの依頼や、公用車でバスを所有する官公庁からも研修の依頼があります。

一般事業所と連携した各種研修の実施

お客様の大切な車を扱う自動車販売店や、営業のため二輪で顧客回りをする金融機関に対して、その企業様の要望に応じ、細かい打ち合わせを重ね、企業独自のオーダーメイドの研修を実施しています。

ドライバーの人材育成(ビジネスマナー研修など)

ただ運転が上手なだけではプロドライバーとはいえません。当協会の会員校では言葉遣いや身だしなみ、立ち居振る舞いといったビジネスマナーに関する研修を行い、社会人としての基本的なマナーを身につけて頂く人材育成研修を実施しています。
特に新卒採用のドライバーにこの研修を利用して頂いている企業様が多くおられます。

運行の管理に関する講習(基礎講習・一般講習)

自動車運送事業者は、運行管理者資格者証の交付を受けている者のうちから、運行管理者を選任しなければなりません。
運行管理者として選任されると、少なくても2年に1回基礎講習又は一般講習の受講が義務付けられます。
旅客自動車運送事業者の運行管理者については平成14年2月から、貨物自動車運送事業者の運行管理者については、平成2年12月から運行管理者試験制度が導入されました。
運行管理者試験を受験するには、1年以上の実務経験又は基礎講習の受講が必要となります。
また、基礎講習を受講すると補助者の選任要件を満たすことができます。

種類対象者講習時間内容
基礎講習運行管理者及び補助者になろうとする者16時間運行管理を行うために必要な法令及び業務等に関する必要な基礎知識の習得を目的とする講習
一般講習運行管理者5時間運行管理を行うために必要な法令及び業務等に関する知識の習得を目的とする講習

適性診断(初任診断・適齢診断・一般診断・特定診断)

自動車運送事業者は、事故惹起運転者、初任運転者、高齢運転者に対し、国土交通大臣が認定する適性診断を受けさせなければいけません。また、運行管理者は、適性診断の結果に基づき、個々の運転者の運転特性を踏まえた適切な指導を行わなければいけません。

種類対象受診時期診断時間内容
一般診断任意任意約2時間運転者の運転特性を明らかにするため、安全運転にとって必要なドライバーの心理・生理の特性を、科学的に測定し、結果について助言・指導を行う。
初任診断新たに採用された者旅客当該旅客自動車運送事業者において、事業用自動車の運転者として選任する前約2時間20分診断の結果を基にプロドライバーとしての自覚、事故の未然防止のための運転行動等及び安全運転のための留意点等について助言・指導を行う。
貨物当該貨物自動車運送事業者において、初めてトラックに乗務する前
適齢診断65歳以上の者旅客「個人タクシー事業者以外」
  • 65歳に達した日以後1年以内に1回、その後75歳に達するまで3年以内ごとに1回
  • 75歳に達した日以後1年以内に1回、その後1年以内ごとに1回
約2時間20分診断の結果を基に、加齢による身体機能の変化の運転行動への影響を認識してもらい、事故の未然防止のための身体機能の変化に応じた運転行動について助言・指導を行う。
「個人タクシー事業者」
当該事業の許可に付された期限の更新の日において、65歳以上である場合、当該期限の更新の申請前
貨物65歳に達した日以後1年以内、その後3年以内ごとに1回
特定診断Ⅰ①死亡又は重傷事故を起こし、かつ、当該事故前の1年間に事故を起こしたことがない者
②軽傷事故を起こし、かつ、当該事故前の3年間に事故を起こしたことがある者
当該事故を起こした後、再度事業用自動車に乗務する前約2時間40分交通事故を引き起こすに至った状況等について聞き取りを行い、運転経歴等を参考に、交通事故の再発防止に必要な運転行動等についての助言・指導を行う。
特定診断Ⅱ死亡又は重傷事故を起こし、かつ、当該事故前の1年間に事故を起こした者約5時間受診者の運転性向の基本要因に係る諸特性を明らかにするとともに、交通事故を引き起こすに至った運転特性及びその背景となった要因などを参考に、交通事故の再発防止に必要な運転行動等について助言・指導を行う。

タクシー乗務員に対する講習(新規講習)

タクシー業務適正化特別措置法により、タクシー運転者として乗務するには4科目(法令・安全・接遇・地理)の講習を受講しなければなりません(新規講習)。
会員校の中には、各地方運輸局から新規講習実施施設としての認定を受け、講習を実施しているところがあります。

免許・資格の取得(通学・合宿)

貨物・旅客業界のプロドライバー育成のため、大型一種・中型一種・準中型や各種二種・けん引・大型特殊などの免許取得に向け、教習を行っております。
学校によっては、合宿免許にも対応しております。
※費用・取得日数などの詳細は、各会員校へ直接お問い合わせください。

その他の資格取得

フォークリフト運転技能講習、ドローン操縦の教習を行っている会員校もあります。
※費用・取得日数などの詳細は、各会員校へ直接お問い合わせください。